コンサルティング・治療の流れ(time schedule)

 

[契約]

面談・合意・契約

[現状の問題点、ゴールの設定について、クライアント・コーチ・トレーナーと治療者の認識共有が不可欠]

[分析・予備治療期間]

 情報収集・インタビュー

問題点・性格傾向の分析

複数の戦略の草案・調整

1〜6ヶ月

[治療期間]

練習・試合での実地訓練

心理療法

フィードバック介入

[ゴールの達成で終了]

通常6ヶ月〜1年程度

(最長2年程度)



[フォローアップ期間]

必要・希望に応じて

適宜期間・適宜頻度



 
  • プロ選手の自己変革プログラムにおいては、ベンチマーク(自分の競技水準の現状と潜在能力の客観的評価)が不可欠です。このためには、コーチの洞察力も重要です。
  • フィードバック過程において、当初設定したゴールを修正することも場合によっては必要になりますが、ゴールを明確に想定せずに漠然と厳しいトレーニングに打ち込むことは避けなければなりません。
  • ベストパフォーマンスの発揮には、心・身の協調が不可欠なため、体のコンディションを評価するトレーナーの参加も望まれます。
  • 契約に際しては、何より選手とコーチと治療医の信頼関係の存在が不可欠です。場合によっては契約前に何度も面談の機会を設けることが必要になります。選手が医師を信頼し率直に心を開いて自己変革に取り組もうという気になり、医師もコーチ同様、この選手にかけてみようと全霊を注ぐ意欲をかき立てられたなら、期待する結果を得る可能性は高いといえます。